第1ステージ

「 創業・日本での地位確立 」

1921年~

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1921国家を益する有意義な仕事を
創業の志

コマツは創業者・竹内明太郎が開発した遊泉寺銅山用の鉱山機械を製作する「小松鉄工所」(1917年設立)が母体となって設立されました。地方に工業を興し、産業を発展させたいという信念と、「良品に国境なし」という高い志のもと、創業時から世界の市場を視野に入れてものづくりを始めました。翌年、「小松電気製鋼所」を吸収して、鋳鋼から加工、組立までを行う一貫生産体制の基盤を築き、現在の強みにつながっています。

【創業の精神】

  • 海外への雄飛
  • 品質第一
  • 技術革新
  • 人材の育成

【創業の精神】

  • 海外への雄飛
  • 品質第一
  • 技術革新
  • 人材の育成
創業者・竹内明太郎

創業者・竹内明太郎

1938トラクター増産拠点として 
「粟津工場」開設

旧満州の開発、食糧政策にあわせ、農耕用トラクターの大量受注が見込まれ、その生産拠点として粟津工場(小松市)を開設しました。現JR北陸本線粟津駅に隣接し、豊富な地下水、低廉な地価など好条件がそろった立地でした。創業当時は、日中戦争拡大により、当初の計画と異なり、軍需品の増産対応に追われました。

粟津工場全景(1941)

粟津工場全景(1941)

1952太平洋側初進出 「大阪工場」開設

旧枚方造兵廠の払い下げを受けて、大阪工場(枚方市)を開設し、砲弾生産の拠点としました。大阪工場開設は太平洋側初の進出となったとともに、砲弾特需により直後のデフレ不況を乗り切りました。

創設時の大阪工場

創設時の大阪工場

1952吸収合併でシナジー効果
「川崎・氷見工場」開設

更なる事業規模拡大のため、「池貝自動車製造」と「中越電化工業」を吸収合併し、川崎工場、氷見工場として操業を開始しました。川崎工場では米軍の重車両の修理作業、氷見工場では良質な鋳鉄品の生産が主力でした。両社の技術や設備の継承により、生産体制・品目の拡充が進みました。

合併時の川崎工場

合併時の川崎工場

+ -

第2ステージ

「 グローバル品質への挑戦 」

1961年~

+ -

1961「Ⓐ(マルA)策」で強敵に対抗

1960年代に入り、日本経済の国際化が進展するなかで、米国の世界最大の建機メーカーの日本進出が決まりました。強敵に対抗すべく、全社挙げて「ねじ1本から見直す」徹底した品質向上プロジェクトを断行し、2年余の短期間でⒶ(マルA)量産車を完成させました。この過程でいち早く「QC」の手法を導入。「品質は工程でつくり込む」との思想が浸透し、現在に受け継がれています。

Ⓐ(マルA)実験場

Ⓐ(マルA)実験場

1962エンジンの拠点 「小山工場」開設

小山市に工場用地を購入、小山工場を新設し、川崎工場からカミンズエンジン用の鋳鉄部品生産を移管しました。海外工場を視察するなど綿密に設備計画を練り、当時としては最新の設備、生産技術を採用しました。その後、1969年にエンジン生産部門を小山工場に集約しました。

小山工場エンジン組立ライン

小山工場エンジン組立ライン

1964「デミング賞」受賞

Ⓐ(マルA)対策の成功が大きく評価され、品質管理に関する最高ランクの賞であるデミング賞実施賞を獲得しました。建設機械メーカーとしてはコマツが初となりました。受賞後も品質管理の体制、意識向上の取り組みを維持、推進しました。

デミング賞メダル

デミング賞メダル

+ -

第3ステージ

「 グループワイドでの経営基盤の強化 」

1981年~

+ -

1981「日本品質管理賞」受賞

創立60周年の節目に、全社一丸の取り組みで日本品質管理賞を受賞しました。1969年に賞が設けられて以来、6社目の栄誉となりました。1964年のデミング賞受賞以降、品質向上へのたゆまぬ努力を続け、社内はもとより、協力企業や海外工場でもTQC活動を展開し、「オールコマツ」体制で成長を遂げてきたことが認められました。

日本品質管理賞

日本品質管理賞

1991「コマツ女子柔道部」創部

創立70周年を記念し、コマツ女子柔道部を創部しました。部員を正社員として雇用し、1993年には道場を建設するなど柔道に専念できる環境を提供しています。五輪メダリストをはじめ世界の舞台で活躍する選手を多数輩出し、全日本実業柔道団体対抗大会の女子1部では、優勝回数の最多記録を更新し続けています。

コマツ女子柔道部

コマツ女子柔道部

1994「コマツ産機株式会社」設立

1994年板金鍛圧事業をコマツから分社化し、中型・小型サーボプレスを主力商品とする「コマツ産機株式会社」を設立しました。2005年にはコマツが大型サーボプレスを新規開発するなど産機事業を拡大しました。2007年に新設された金沢工場に本社移転、2010年に大型プレス事業をコマツから移管しました。レーザー加工機、溶接ロボットなどを商品ラインナップに加え、産機事業の発展に注力しています。

自動車メーカー向け大型サーボプレス

自動車メーカー向け大型サーボプレス

2000「ギガフォトン株式会社」設立

1980年コマツのエンジン燃焼診断システムの商品化を母体にレーザー技術の研究開発を進め、1984年には日本初のエキシマレーザー装置「KLE-630」を商品化しました。以降、半導体露光装置用エキシマレーザーの事業化を確立しシェアを拡大しました。2000年に「ギガフォトン株式会社」を設立し、インジェクションロック方式のArFエキシマレーザーの導入など、半導体露光装置用光源の研究開発を更に推進しています。2010年にはエキシマレーザーの市場導入台数は1,000台を超え、エキシマレーザーのトップブランドとして現在に至ります。

コマツ女子柔道部

初の量産型エキシマレーザー
「KLES-G10K」

+ -

第4ステージ

「 ダントツを目指して 」

2001年~

+ -

2006コマツのDNAを「コマツウェイ」
として明文化

世界情勢や市場環境が変化のスピードを増す中で、グローバル企業として更なる成長を目指すため、全世界の社員が価値観を共有することが欠かせず、「コマツウェイ」として明文化しました。先人達が困難を乗り越えて築き上げてきたコマツのDNAを継承し、それらを実行に移す行動基準を定義しています。全社共通編に加え、各部門編も作成され、改定を重ねています。13カ国語に翻訳され、世界の工場に浸透しています。

コマツウェイ

コマツウェイ

2007港湾工場「茨城工場、金沢工場」
新設

建設・鉱山市場向け大型ダンプトラック、ホイールローダーを生産する茨城工場、自動車メーカー向け大型プレス、大型油圧ショベルPC4000を生産する金沢工場を新設し、需要拡大に対応しました。いずれの工場も港湾に隣接し、陸上輸送のコストとCO2排出量の大幅削減に寄与しています。

2010年代の茨城工場

2010年代の茨城工場

2008「コマツNTC株式会社」に社名変更

2008年に日平トヤマを100%子会社化、「コマツNTC株式会社」に社名変更しました。自動車エンジンやトランスミッション加工用製品であるトランスファーマシン、太陽光・半導体向けワイヤソーを主力商品としています。さらに2011年にコマツ工機株式会社と統合。自動車産業向けの主力商品であるクランクシャフトミラーを日系自動車メーカー中心に供給しており、工作機械の総合メーカーとして、現在に至ります。

コマツNTC 生産ライン

コマツNTC 生産ライン

2008「株式会社KELK」に社名変更

コマツの熱電半導体研究を基盤に1966年に日本ソリデート株式会社を設立しました。温調機器から電気製品、電子制御へと拡大を図り、1972年には「小松エレクトロニクス株式会社」に社名変更しました。1992年、温調事業に特化する中で現在の主力商品でもある超純水加熱装置の開発などを行い、事業を拡大しました。以降、IT時代の到来により、半導体製造装置関連機器や光通信用微小モジュール(小型熱電素子)で躍進を遂げ、2008年「株式会社KELK」に社名変更し、現在に至ります。

KELK本社

KELK本社

201190周年事業 「こまつの杜」誕生

90周年事業の一環として、小松工場跡地に「こまつの杜」をオープンしました。「こまつの杜」は、「人と技術を未来へ」というコンセプトのもと、コマツグループ社員のグローバルな人材育成の機能を担う「コマツウェイ総合研修センタ」に加え、一般開放エリアとして旧本社社屋を復元した「わくわくコマツ館」、加賀地方の里山を再現した「げんき里山」、チリの銅鉱山で実際に稼働していた世界最大級のダンプトラックである930Eを展示しました。

こまつの杜

こまつの杜

2018「コマツカスタマーサポート(株)」
設立

成熟化する国内の建機、フォークリフト市場において持続的な成長を遂げるため、国内の建機、フォークリフトの販売、サービス、レンタルを手掛ける「コマツ建機販売、コマツレンタル、コマツリフト」の3社を合併し、「コマツカスタマーサポート株式会社」を設立しました。3社が一体となることで、より一層お客さまにご満足していただけるよう事業活動を推進しています。

コマツカスタマーサポート設立

コマツカスタマーサポート設立

+ -

第1ステージ

「 初の海外輸出 」

1921年~

+ -

1955モーターグレーダーが海を渡る
初の輸出契約

アルゼンチン・エントレ・リオス州政府から、GD37モーターグレーダー30台の引き合いを受け、初めての輸出契約を結びました。欧米先進国と技術力に大きな差があった当時、建機の輸出は夢物語でしたが、海外市場進出が今後の成長に欠かせないと判断し、創業時に志した「海外への雄飛」を実現させました。

輸出第一陣モーターグレーダーの船積み

輸出第一陣モーターグレーダーの船積み

第2ステージ

「 初の海外現地法人・海外生産 」

1961年~

+ -

1967初の海外現地法人
「小松ヨーロッパ」

1964年、イタリア向けブルドーザーの大量受注を皮切りに、欧州への輸出が伸びました。迅速なアフターサービスの体制構築が急務となり、ベルギー・アントワープに「小松ヨーロッパ」を設立しました。当社初の海外現地法人で、以降、積極的に世界に拠点を拡大していきました。その後、1969年にブリュッセルに移転、全欧州の営業・サービス拠点として強化しました。

小松ヨーロッパでの作業風景

小松ヨーロッパでの作業風景

1975ブラジルで初の海外生産

1970年に「コマツブラジル」を設立後、1973年に現地で合弁会社を設立し、ブルドーザーのブラジルでの生産が認められました。翌年、スザノ市に工場を開設、現地でブラジル人を雇用して準備を進め、海外生産による第1号機D50Aが完成しました。また、D60/65A、農業市場向けD30Eも生産しました。ブラジル産部品の採用により、コストがかさみ販売価格は輸入品より割高でしたが、低利のクレジットが認められ、注文が相次ぎました。

ブラジル国産D50A第1号機完成記念

ブラジル国産D50A第1号機完成記念

+ -

第3ステージ

「 世界に広がる生産・販売・サービス体制 」

1981年~

+ -

1982インドネシアに生産拠点を設立

インドネシアの工業化を背景に、1982年にコマツインドネシア(株)を設立し、1983年からブルドーザーを皮切りに油圧ショベル、ホイールローダー、モーターグレーダーを、1997年からはダンプトラックの生産を開始しました。その後、リマン機能を拡充してインドネシアをグローバル開発センタのひとつとして位置づけ、2005年には補給部品の拡販とプロダクトサポートを担うコマツマーケティング・サポートインドネシア(株)を設立しました。2016年にはアジア開発センタを設立するなど、インドネシアにおける事業体制を強化しました。

コマツインドネシア(1982)

コマツインドネシア(1982)

1985アメリカに生産と販売の拠点

アメリカでの生産を開始するため「小松アメリカマニュファクチャリング」(現コマツアメリカチャタヌガ工場)を設立、産業機械の販売・サービスを行う「小松アメリカインダストリーズ」をシカゴに設立し、現地での生産・販売両面の体制を強化しました。

小松アメリカマニュファクチャリング(現コマツアメリカ)の皆さん

小松アメリカマニュファクチャリング
(現コマツアメリカ)の皆さん

1985イギリスで建機生産開始

イギリスでの生産を始めるために、「英国小松」を設立しました。北イングランドのタインアンドウエア州バートレーで州当局から工場を買収し、翌1986年から油圧ショベル、ホイールローダーの生産を開始しました。

英国小松の皆さん

英国小松の皆さん

1988アメリカ大陸へ本格進出

北米、中南米での建設機械フルライン事業を展開するため、ドレッサー社との合併会社「小松ドレッサーカンパニー」が設立されました。イリノイ州リバティビルを本社とし、北米、中南米(メキシコ、キューバを除く)を独占テリトリーとし、200以上の代理店に対し、コマツとドレッサーの2ブランド2チャンネルで建機販売を開始しました。

小松ドレッサーカンパニー調印式

小松ドレッサーカンパニー調印式

1989ベルギーに欧州統括会社設立

欧州での効率的な事業展開を図るために、広範な意志決定機能を持つ統括会社「欧州小松(現 欧州コマツ)」をベルギーに設立しました。現地の人材に経営への参加を求め、地域社会に根付いた発展を目指すとともに、東京本社との結び付きを強化し、政治・経済の変動にも柔軟に対応できるグローバルな事業体制を構築しました。

欧州コマツ本社

欧州コマツ本社

1991オーストラリアの拡販体制強化

オーストラリア東部地域での建機販売を一層強化するため、共同出資で「エヌエスコマツ」を設立しました。現地では販売代理店を通して営業を展開していましたが、新会社設立に伴い、コマツ自らがリテール部門に直接参画することになりました。

エヌエスコマツ(現コマツオーストラリア)本社

エヌエスコマツ
(現コマツオーストラリア)本社

1993カミンズ社と日米に
エンジン合弁会社を設立

小山工場内にカミンズの小型エンジンを生産する合弁会社「コマツカミンズエンジン」を、アメリカのカミンズ・シーモア工場内にコマツの大型エンジンを生産する「カミンズコマツエンジンカンパニー」を設立しました。1996年以降の世界の排出ガス規制を見据え、両社の技術により次世代の高品質なエンジン開発を目指しました。また、相互補完によるグローバルな開発生産・販売体制の拡充や為替変動対応力の強化も実現しました。

コマツカミンズエンジン10周年(2003)

コマツカミンズエンジン10周年
(2003)

1995中国でホイールローダー生産開始

中国江蘇省常州市でホイールローダーを製造販売する合併会社「小松常林建機有限公司(現小松(常州)建機有限公司)」を設立しました。1950年代から中国に建機を輸出するほか、中国政府の要請に応じてブルドーザー、ホイールローダー、油圧ショベルの技術供与を進め、国産化計画に協力してきました。

小松常林建機有限公司(現小松(常州)建機有限公司)開業式典(1997)

小松常林建機有限公司(現小松(常州)建機有限公司)
開業式典(1997)

1995中国に油圧ショベル工場と鋳造工場
を開設

中国山東省済寧市で油圧ショベルを製造販売する合弁会社「小松山推建機有限公司」を、江蘇省常州市では鋳造品を製造販売する合弁会社「小松常林鋳造有限公司(現小松(常州)鋳造有限公司)」を設立しました。建機に加え、高品質の鋳造品の調達を可能とし、グローバル生産体制の構築を推進していきました。

小松山推建機有限公司 開業式典(1997)

小松山推建機有限公司 開業式典(1997)

1995バンコックで油圧ショベル生産開始

タイの代理店との合弁会社「バンコックコマツ」を設立し、1996年から中型油圧ショベルの生産を開始しました。1950年代からタイに各種建機を輸出してきた中で、工場建設により、発展が著しい市場に更に密着した生産・販売体制を確立しました。

バンコックコマツ調印式

バンコックコマツ調印式

1996製品系列を拡大し、
超大型油圧ショベルを導入

ドイツのマンネスマン・デマーグ社との間で、鉱山向け超大型油圧ショベルの開発・生産・販売を行う合弁会社「デマーグコマツ」を設立しました。コマツは鉱山向け商品として、超大型のブルドーザー、ダンプトラックを市場導入していましたが、実績のあるデマーグ社製の超大型油圧ショベルを商品系列に加えることで、鉱山市場にパッケージとして提供できるようになりました。これにより、鉱山機械事業を更に前進させることになりました。

コマツマイニングジャーマニー(旧デマーグコマツ)

コマツマイニングジャーマニー
(旧デマーグコマツ)

1996鉱山事業の拡大、
モジュラーマイニ
ングシステムズ社に出資

アメリカの「モジュラーマイニングシステムズ社(MMS社)」に出資し、鉱山事業を拡大しました。MMS社は鉱山内の車両の位置や稼働状況などの情報を無線通信で収集し、全体の配車を管理する「DISPATCHシステム」の実績がありました。これにより、鉱山現場のプロセスのシステム化を提案できるようになり、お客さまの生産性向上、コスト削減に大きく貢献しました。無人ダンプトラック運行システム(AHS)にもこの技術が活かされています。 ※2003年には、MMSの株式を100%取得し、完全子会社化

鉱山機械の稼働現場

鉱山機械の稼働現場

1997南アフリカで販売攻勢

南アフリカ共和国に建設・鉱山機械の販売会社「コマツ南部アフリカ」を共同出資により設立し、成長が期待される南アフリカ及び周辺国での建設・鉱山機械事業の更なる強化を図りました。

コマツ南部アフリカ開所式

コマツ南部アフリカ開所式

1999中近東に拡販拠点設立

中近東諸国における建設機械事業の強化のため、アラブ首長国連邦に建機販売会社「コマツ中近東」を設立しました。建設機械や部品販売に加え、お客さまや代理店に対するトレーニングも実施しています。

コマツ中近東本社

コマツ中近東本社

+ -

第4ステージ

「 ダントツを目指して 」

2001年~

+ -

2001中国における事業体制の強化

中国での建機の地域統括会社「小松(中国)投資有限公司」を設立しました。これにより、生産・販売・サービスが一体となった事業展開が可能となり、更には支店設置により、地域に密着したきめ細かいサポート体制を確立しました。また、東南アジア、ロシアなど周辺国への輸出も行い、グローバル展開の重要な拠点となっています。

中国進出50周年

中国進出50周年

2002アメリカのニューベリーに
新工場設立

北米でのユーティリティー(小型機械)製品の拡販戦略の一環として、サウスキャロライナ州ニューベリーに工場を創設しました。当初は北米で需要が高かったバックホーローダーの生産を手掛け、現在はホイールローダー、フォークリフトを生産しています。

コマツアメリカ ニューベリー工場

コマツアメリカ ニューベリー工場

2004「コマツフォレスト」設立
林業機械事業に本格参入

建機事業とのシナジー効果が大きい林業機械の大手であったスウェーデンの「パルテックフォレスト社」を買収し、「コマツフォレスト」を設立しました。この買収により林業機械事業に本格参入し、林業機械をフルライン化しました。

林業機械(ハーベスター)の稼働現場

林業機械(ハーベスター)の稼働現場

2006インドにダンプトラック
生産工場設立

拡大するインドの鉱山市場に本格参入するため、インドに新会社「コマツインディア」を設立し、チェンナイに設立した新工場でダンプトラックの生産を開始しました。2014年から油圧ショベルも生産しています。

コマツインディア組立工場

コマツインディア組立工場

2010ロシアに新工場設立

2006年に地域統括会社(有)コマツ・シー・アイ・エスを設立し、販売・サービス体制の強化を進めてきました。そして、コマーシャル市場化が進むCISにおける生産体制の構築を図るため、2008年にヤロスラブリ州にコマツロシア製造㈲を設立、2010年にロシアで初めての生産工場を開設し、油圧ショベルの生産を開始しました。2011年からはダンプトラックも生産しています。

鉱山機械の稼働現場

HD785-7 1号機完成記念(2011)

2017鉱山機械のフルラインメーカーに

鉱山事業拡大のため、アメリカの鉱山機械メーカー ジョイ・グローバル社を買収し、「コマツマイニング」としてフルラインの製品・サービスの提供を開始しました。ロープショベル、超大型ホイールローダーなど、コマツの超大型ダンプトラックと最適にマッチする積込機や、超大型掘削機のドラグラインなどが製品群に加わり、生産、販売・サービス体制でも相乗効果を発揮しています。

鉱山機械の稼働現場

鉱山機械の稼働現場

+ -

第1ステージ

「 創業・日本での地位確立 」

1921年~

+ -

1924プレスメーカーとして出発

現在の主要製品のうち、プレスは最も古い歴史を有します。これらの製品には、前身の「小松鉄工所」時代に遊泉寺銅山で培った水力・水圧関係の機器製作の基礎技術と鋳鋼技術が活かされました。以降、国内ではまだ珍しかったプレスの一貫生産メーカーとして、水圧鍛造プレス、クランクプレス、フリクションプレスなど、各種のプレス開発・生産を積極的に進めました。

450トン成形水圧プレス

450トン成形水圧プレス

1931国産トラクター第1号完成

農林省からの要請を受け、農耕用トラクターの国産化に挑みました。他社は試作段階で中止するなか、コマツは「他社が手掛けない独自の製品をつくりたい」と希望に燃え、日本初となるトラクターを完成させました。更に、自社開発のエンジン搭載などの改良を加え、「G25トラクター」(1932年)を世に送り出しました。

トラクター「G25」

トラクター「G25」

1943国産ブルドーザーの元祖「G40」

1942年12月、海軍向けの航空基地建設用ブルドーザー開発を開始しました。G40トラクターに油圧式土工装置を装着し、G40ブルドーザー(小松1型均土機)を完成させました。これが国産第1号のブルドーザーです。その後、次々とブルドーザーを試作・製作し、現在の建機メーカーとしての礎を築きました。

ブルドーザー「G40」

ブルドーザー「G40」

1947新たな製品の柱に
「D50ブルドーザー」

終戦後、農耕用トラクター生産で本格的に操業を再開し、新たな製品の柱に育てるべく、D50ブルドーザー1号機を完成させました。国土の復興開発を見据え改良を重ね、1949年からは、粟津工場でエンジンから車体まで一貫生産を再開し、増産体制を整えていきました。

ブルドーザー1号機「D50」

ブルドーザー1号機「D50」

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第2ステージ

「 技術提携による商品系列の拡大 」

1961年~

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1965ホイールローダー生産開始

サイクルタイムが早い4輪駆動式ショベルローダー(ホイールローダー)の需要増加が見込まれ、当時、この分野で世界第1位だったインターナショナル・ハーベスター社と技術提携して商品系列を拡大しました。

ホイールローダー国産化第1号機種「JH30」

ホイールローダー国産化第1号機種「JH30」

1968油圧ショベルを導入

製品の多角化を進めるなかで、1964年から大阪工場で機械式ショベルを生産していましたが、需要が機械式から油圧式へと移りました。そこで、ビサイラス・エリー社との技術提携を拡大して、油圧ショベルの生産を開始しました。「15H」を皮切りに、当社独自の技術を織り込みながら、日本向けの仕様に改善した系列機を続々と投入し、開発力・生産力を向上させました。

コマツ初の油圧ショベル(1968)

コマツ初の油圧ショベル(1968)

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第3ステージ

「 フルラインナップメーカーを目指して 」

1981年~

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1988マイコン制御が進化

マイコン制御を一層進めた油圧ショベルのハイグレード機「アバンセ」シリーズを投入しました。エンジン・油圧ポンプをマイコンでトータル制御するシステムを採用し、パワーと燃費を高いレベルで両立させました。操作性も向上させ、発売から1年未満で販売台数1万台を突破しました。

油圧ショベル「アバンセ」

油圧ショベル「アバンセ」

1992「捨てる」を「使える」に

環境負荷を低減する商品として「ガラパゴス」シリーズが開発されました。ビルなどの解体工事で発生するコンクリートガラを破砕し、路盤材や建築物の基礎材にリサイクルする自走車両です。現場を自走して処理するため、作業員の負担軽減やコンクリートガラ運搬用ダンプトラックの削減にも寄与しました。

ガラパゴス「BR60」

ガラパゴス「BR60」

1995世界最大級のダンプトラック

世界最大級300tクラスのダンプトラック「930E」をコマツドレッサー社(現コマツアメリカ)で開発しました。海外の大規模鉱山で稼働するダンプトラックは、生産性向上と運搬コスト削減のため、積載量の更なる大型化が求められていました。車体、コンポーネントなど各分野のリーディングカンパニーと協働し、性能の向上を図りました。

ダンプトラック「930E」

ダンプトラック「930E」

1998加工設定を自在に
サーボプレスを導入

世界に先駆け、本格的なサーボモータで駆動する小型サーボプレス「HCP3000」(80tプレス)を開発、出荷しました。スライド・成形速度・成形圧力・スライドモーションを加工する内容に合わせて設定でき、お客さまの塑性加工のアイデア実現に寄与しています。続いて小型「H1Fシリーズ」、中型「H2Fシリーズ」、大型機を市場導入しました。

小型サーボプレス「HCP3000」

小型サーボプレス「HCP3000」

1999鉱山で活躍
超大型ホイールローダー

国内外の鉱山や砕石業界から求められる高い生産性・経済性と快適なオペレーションを実現した超大型ホイールローダー「WA1200」を開発しました。大容量バケットとクラス最大の掘削力、けん引力を誇ります。また、新開発のクラッチシステムなどで操作性が向上、作業量の大幅アップを実現しました。

ホイールローダー「WA1200」

ホイールローダー「WA1200」

+ -

第4ステージ

「 ダントツを目指して 」

2001年~

+ -

2001IoTの先駆け
「Komtrax」標準装備

機械稼働管理システム「Komtrax(Komatsu Machine Tracking System)」は世界中で稼働するコマツの建機にGPSや通信機器を搭載し、建機の位置や稼働状況などの情報を遠隔で確認できるシステムで、盗難防止や与信管理にも威力を発揮します。2001年よりPC200-7から標準装備を開始しました。「Komtrax」から得られるデータはお客さまへのサービスの充実をはじめ、生産計画の立案などに活用されています。

Komtrax

Komtrax

2004ブルドーザーの技術で平和に貢献
「対人地雷除去機」

世界の紛争地域で多数埋められている対人地雷を除去するため、ブルドーザーD85をベースに、対人地雷除去機「D85MS-15」を開発しました。防護仕様を施し、機体前方の専用アタッチメントで地中30cmまでの地雷を粉砕します。手作業に比べ25~50倍の速さで除去できるようになりました。アフガニスタンに第1号機が出荷され、カンボジア、アンゴラでも実績を上げるなど、平和に貢献しています。

対人地雷除去機「D85MS-15」

対人地雷除去機「D85MS-15」

2008世界初(※)「ハイブリッド
油圧ショベル」市場導入

自社開発の「コマツ・ハイブリッド・システム」を搭載した世界初のハイブリッド油圧ショベルPC200-8を市場導入し、大幅な燃費低減を実現しました。2010年には「HBシリーズ」で本格量産を開始し、2011年には日本機械学会賞(技術賞)に輝きました。※当社調べ。市販ベースの主要7機種において。

「ハイブリッド油圧ショベルPC200-8」

「ハイブリッド油圧ショベルPC200-8」

2008「無人ダンプトラック運行システム
(AHS)」を
世界で初めて(※)市場導入

世界で初めて無人ダンプトラック運行システム「AHS(Autonomous Haulage System)」をチリの銅鉱山に市場導入しました。高精度GPSや障害物検知センサー、各種コントローラーなどを搭載したダンプトラックを中央管制室で運行管理し、完全無人での24時間稼働を実現しました。現在に至るまで鉱山の生産性、安全性の大幅な向上やオペレーター不足の解消にも貢献しています。※当社調べ

無人ダンプトラック運行システム(AHS)

無人ダンプトラック運行システム
(AHS)

2012高付加価値フォークリフトの
市場導入

国内で厳しい価格競争が続いていたフォークリフト事業は、当社の技術力を結集した高付加価値商品の提供で、他社との差別化を図るビジネスモデルへと転換しました。建機の技術を活用した油圧駆動式フォークリフト「FHシリーズ」(2012年)、独自の急速補充電システムを搭載したバッテリーフォークリフト「FEシリーズ」(2014年)を市場導入しました。

バッテリーフォークリフト「FE25」

バッテリーフォークリフト「FE25」

2013ICTブルドーザーで現場に
イノベーションを

掘削から仕上げ整地まで、ブレード操作を自動化したICTブルドーザーD61PXi/EXiを世界で初めて(※)市場導入しました。コマツの制御技術に、トプコン社のGNSS測量技術を融合して開発しました。複雑なブレード操作から解放されることで、作業時の疲労軽減に加え、経験の浅いオペレーターでも熟練者に匹敵する作業が可能となり、工事現場のオペレーター不足解消にも貢献しています。※当社調べ

ICTブルドーザー「D61PXi」

ICTブルドーザー「D61PXi」

2014ICT油圧ショベルで
インテリジェン
トマシンコントロールを実現

油圧ショベルで世界初(※)となるマシンコントロールを実現したPC200i/PC210LCiを開発し、施工自動化に弾みをつけました。GNSSアンテナと基準局から得たバケット刃先の位置情報を設計データに照合しながら、作業機操作を制御します。2015年からは「ステレオカメラ」を装備して、車両からの測量を可能にしたことで、後の「スマートコンストラクション」の発想が生まれました。※当社調べ

ICT油圧ショベル「PC200i」

ICT油圧ショベル「PC200i」

2015未来の現場を創造
「スマートコンストラクション」

「スマートコンストラクション」は、建設現場のあらゆるデータをICTでつなぐことで、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を創造するソリューションサービスです。ドローン測量による3D地形データとICT建機の融合で、測量から検査まで一連のプロセスの効率化、見える化を実現し、建設現場の課題解決に貢献しています。

スマートコンストラクション

スマートコンストラクション

2020バッテリー駆動式ミニショベルの
国内市場導入

人・環境にやさしい機械の普及拡大を担う先進モデルとして開発されたバッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」を国内市場に導入しました。これまで培ってきたハイブリッド建機や電動式フォークリフトの技術をベースに、エンジン駆動式と同等の掘削性能を発揮しつつ、「排気ガスゼロ」や騒音の大幅低減を実現しました。屋内作業や夜間工事で活用されています。

バッテリーフォークリフト「FE25」

バッテリー駆動式ミニショベル
「PC30E-5」

2020「デジタルトランスフォーメーション・
スマートコンストラクション」

従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などのICT機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」など、デジタルトランスフォーメーションを加速させる、新たな4つのIoTデバイスと8つのアプリケーションを国内市場に順次導入を開始しました。また米国および欧州4ヵ国(英国、ドイツ、フランス、デンマーク)においてスマートコンストラクションを市場導入しました。従来の建設生産プロセスの部分的な「縦のデジタル化」に加え、新たに施工の全工程をデジタルでつなぐ「横のデジタル化」をすることで、実際の現場とデジタルの現場(デジタルツイン)を同期させながら施工を最適化でき、工事全体の安全性、生産性、環境適応性を飛躍的に高めることが可能となります。

スマートコンストラクション(イメージ)

スマートコンストラクション(イメージ)

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